病棟での日勤勤務のメリット・デメリット

看護師のお仕事ガイド

病棟での日勤勤務のメリット・デメリット

日勤のみで働く看護師。
総合病院などの大きい病院の外来や病棟、入院病床を持たないクリニックや診療所、学校や企業など、日勤のみでの勤務方法はたくさんありますが、ここでは日勤者と夜勤者が働いている病棟の看護師として日勤のみで働く場合のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

 

日勤のみでの病棟勤務の求人は割りとよく見かけられるかと思います。
病棟勤務での日勤のみで働くメリットとしては、患者さんの入れ替わりや治療方針の変更、家族との話し合いなど援助に関する動きがあるのは必ずスタッフが充実している日勤の勤務時間帯に行うので、患者さんの情報や状態を把握しやすく、援助を行う上でもとてもスムーズに動くことができるということが挙げられます。
病棟看護師は、一人で何人もの患者さんを受け持ち援助を行い、また受け持ちの患者さんが固定ではなく変動するため、情報収集だけでもとても時間がかかりますし、情報収集した中から実際に患者さんとコミュニケーションをとりながら状態を把握していくのは結構大変なものなのです。
また、日勤で患者さんと毎日多くの時間、顔を合わせたり関わる中でコミュニケーションもとりやすくなります。

 

突然必要になる休みなども、日勤帯のスタッフが充実している病棟では、サポート体制も整いやすくとりやすいことが考えられますね。
夜勤がない分、生活リズムが整うというメリットも挙げられ、家庭を持つ看護師や子育て真っ最中の看護師には魅力的な点でもあると思います。

 

デメリットしては、毎日長い時間、濃い援助を行うバタバタとした忙しい日勤帯で働くため、身体的には辛いと感じる方もいるかと思います。
実際、夜勤帯では積極的な援助を行うわけではなく、患者さんの夜間の安全を守ることが主となるため、夜勤の方が楽と感じる看護師は多くいると聞きます。

 

あとは、夜勤の手当てがない分収入面ではやや期待できないことがあったり、日勤帯で行わなければならない業務がたくさん詰まっている時には残業が発生してしまうなどという点も挙げられます。

 

このように、どの働き方にもメリット・デメリットはあるので、自分の理想の求人に出会えた時には、働き方のメリット・デメリットも考えながら自分のライフスタイルや希望にできるだけ合った働き方を決めていけると無理なく働くことができると思います。